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散布請負事業部
ハウス用遮光材の剥離テスト

毎年、定植時期に近づくとハウス栽培をされている農家様からドローン遮光材散布について問合せが増加します。
近年は地球温暖化の影響により少雨多照が多く、高温障害対策は必須!という状況になります。※ハウス栽培だけではなく水稲においても同様です。
よくハウス系農家様から《ウチは遮光ネットをいれてるから遮光材を散布しても意味無いよね?》と疑問をいただくのですが、実はハウス内の温度上昇の原因はハウス事体が熱せられる事による【輻射熱】です。
遮光ネットにより一定の上昇は避けられますが、近年の異常気温は遮光ネットの効果を凌駕しており輻射熱でハウス内の温度上昇の制御ができない状況になっています。
その為、ハウス本体に遮光材を散布(塗布)し、ハウスの輻射熱を下げる事がとても重要なのです。
ドローン施工の場合は、自動飛行による均一散布により【短期間で塗り残しが無いキレイな塗装】が可能ですが、問題は日光が必要な時期に計画的に遮光材が自然剥離出来ているか?についてコントロールが出来ない点です。
今回はその様な問題を解消する為、専用剥離剤をドローンで散布した後に自然灌水で遮光材がとれるのか?をテストしました。
結果的に剥離剤散布後に16Lの水道水をドローンでかける(雨に見立てて)事によりキレイに流れ落ちました。
またテストの1週間後に2時間程の降雨があり、遮光材が完全に落ちたと報告があったので、今後の細かいニーズに対応できる結果になりました。